ばね指、弾発指、腱鞘炎、バネ指 体外衝撃波

ばね指

 ばね指

 

 MSDマニュアルより

 ばね指では、手の指が曲がった位置で動かなくなります。指を曲げるための腱の1つが炎症を起こして腫れると、指が動かなくなり、手のひらに目立つ結節を伴うことがよくあります。正常であれば、この腱は指の曲げ伸ばしの際、周囲のさやに滑らかに出入りしています。ばね指の場合、炎症を起こした腱は、指を曲げたときにさやから出ることはできます。しかし、腱の腫れがひどくなると、指を伸ばそうとしたときに簡単にさやの中に戻れないため、指が動かなくなります。指を伸ばすには腱の腫れた部分をさやに無理やり押し込まなければならず、指を引っ張ったときのような弾ける感じがします。

 (プロメテウス解剖学より)


 

 

 

 

 

 

 エコーで屈筋腱の滑動性を見ることができます。
 分かりづらいですが、A1プーリー(さや)のところで滑りが悪くなり、引っかかってしまうのです。
 

 

 

(正常)

 

 

 

(ばね指)

 

 

 

 

 

 

 解剖図をひっくり返してみます。

 プローブをこのように当てています。

 黄色点線部のところですね。

 

 

 

 

 保存療法(物理療法やテーピング固定等)で効果が見られない場合、通常では観血的療法(手術)が選択されます。

 

 

 

 

 しかし実際、手術はしたくないと仰られる方は少なくはありません。

 やはり身体にメスを入れるわけですから、出来る限り手術をしたくないのは当然といえば当然かもしれません。

 

 

 

 

 そのようなときには、拡散型ショックウェーブ(ショックマスター・圧力波)を試してみる価値はあります。

ばね指に対しても有効であるとの報告が散見されます。

 

 

 

 

 

(拡散型ショックウェーブ施行後)

 

 

 屈筋腱が滑らかに、たくさん滑っている様子が見受けられます。

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