低酸素トレーニング

 低酸素トレーニングセミナー

 

 昨日は低酸素トレーニングのセミナーに行ってまいりました。

 当院ではMCCⅡ(マルチカフケアⅡ)を用いて低酸素トレーニングを行っております。

 

 

 
MCCは医師・医学博士であられるふく田整形外科の福田博司先生が開発されました。

 福田博司先生は長年加圧トレーニングに関わり研究され、その効果をより有効に発揮させるため、米国・ヨーロッパで行われていたRIC(駆血療法)を臨床に導入し短時間で自動調圧が出来るマルチカフを考案。そしてマルチカフにすることで、従来の加圧トレーニングよりもより安全性の高い低酸素トレーニングを可能にしました。

 

 

 

 RICとは

 Regional & Remote Ischemic Conditioningの略で、局所的・遠隔的虚血操作です。

 血流を一時的に止め、ふたたび開放(再灌流)させることで全身の血管および毛細血管の血流を増大させます。それにより今まで中々治りづらかった関節の痛みや筋肉の痛みが解消されたりするのです。

 

 

 

 

 そしてRICは血流を改善させ、「虚血耐性」を獲得することができます。

 脳血管障害や心筋梗塞などの虚血疾患もRICを行っていると軽くすむということが報告されています。

 (Ishihara, M. et al. : J. Am. Coll. Cardiol., 30 : 970 – 997, 1997.  )

 (Ishihara, M. et al. : Am. J. Cardiol., 92 : 288 – 291, 2003.)

 


 

 血流を改善させるので、冷え性にも効果が高く、当院でも足のむくみ改善や就寝中のふくらはぎのつりが解消された!などは良く聞かれることです。

 

 

 

 またRIC20分で高地トレーニングと同等の効果があるといわれています。

 高地トレーニングとは、高地のような低酸素、低圧の条件下でトレーニングすることで、赤血球の数が増え、酸素の摂取能力と供給能力が増大するため、有酸素エネルギー代謝能の増大効果が見込めるものです。

 RICを5分4セット(20分間)で高地トレーニング1ヶ月分に相当するといわれています。

 

 

 

 

 またMCCはMCトレーニングといって、いわゆる加圧トレーニングも行うことが出来ます。

 


 

 

 

 加圧トレーニングは短時間で速筋を鍛えることが出来ることで一世を風靡しました。

 加齢により筋力は大幅に減少します(サルコペニア)。それにより転倒しやすくなり大けがを起こし、寝たきりとなり、寿命を縮めてしまうのです。

 その大幅に減少する筋肉は大きな筋肉である速筋線維です。通常、速筋線維はバーベルを持ち上げるなど、かなりの負荷をかけないと鍛えられませんが、組織を低酸素状態でトレーニングすることにより、軽い負荷で速筋線維の動員を増大させることができます。すなわち高齢者でも無理なく速筋線維を鍛えることが出来るのです。

 

 


 

 

 また成長ホルモンの分泌も促進されるためダイエット効果も見込めます。

 このように、MCトレーニング(加圧トレーニング)は、健康増進・リハビリ、ボディメイク、パフォーマンスアップができます。

 


 

 

 

 こんな感じで頑張ります^^

 


 低酸素トレーニングはしっかりと資格を持った人に指導を受けて下さい。

 

 

 当院ではMCA学会に所属し、認定資格を持った者が指導を行いますので安心してご受療いただけます。

 

 

 

 

 

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