RSウイルス
健康管理士ニュースより
RSウイルスというのは、あまりなじみのない名前のウイルスですが、RSウイルスに
よる感染症は近年増加傾向にあり、2012年は過去最高の患者数となり、2013年も1月
から9月第1週までで35,691件が報告されており、過去最高になることが予想されて
います。
RSウイルス感染症は、風邪のような軽い症状ですむことが多いですが、乳幼児や高
齢者に関しては重症化するリスクが高いので注意しましょう。
☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★
RSウイルスとは
☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★
RSウイルスは、喉や気管支などの呼吸器に感染するウイルスで、RSウイルス感染症
は毎年冬季に流行する感染症です。
RSは「Respiratory Syncytial(=呼吸器の合胞体)」の略で、ウイルス感染すると、
呼吸器の細胞が腫れて1つになるため、そう名づけられました。
乳幼児の代表的な感染症ですが、大人でも感染します。
感染症の中で注意が必要なものといえば、インフルエンザが挙げられますが、乳幼
児に関しては、RSウイルス感染症の方が肺炎など重病化のリスクが高いのみならず、
乳幼児突然死症候群の原因の1つとも考えられているため注意が必要です。
RSウイルスは感染力が非常に高く、一方では免疫がつくられにくいため、繰り返し
感染します。生後1歳までに半数以上が、2歳までにはほぼ100%の子どもがRSウイ
ルスに少なくとも1度は感染し、その後も一生、再感染を繰り返すとされています。
☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★
主な感染経路
☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★
飛沫感染:ウイルスに感染している人の咳やくしゃみなどを浴びて感染
接触感染:ウイルスが付いている手指や物(ドアノブ、手すり、スイッチ、机、
椅子、おもちゃ、コップなど)を触ったりすることによる間接的な感染
潜伏期間:2~8日(平均4~6日)
☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★
RSウイルス感染症の症状
☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★
4~6日間の潜伏期間を経て発熱、鼻水など風邪のような症状が数日続きますが、
軽い風邪のような症状から重い肺炎までさまざまです。
多くは軽症ですみますが、重くなる場合には、咳がひどくなる、喘鳴が出る、
呼吸困難となるなどの症状が現れ、場合によってはと肺炎や細気管支炎を起こし
ます。
特に乳幼児で初めて感染発症した場合は症状が重くなりやすいと言われています。
大人は風邪程度の症状で自然治癒することが多いですが、高齢者の場合は症状が
悪化することもあり、長期療養施設内での集団発生が問題になっています。
重篤な合併症としては、突然死につながる無呼吸発作や急性脳症があります。
●主な症状
咳、鼻水、発熱、ゼーゼーという雑音を含む喘鳴
☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★
治療と予防
☆★☆*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*★☆★
特効薬はなく、症状を和らげる対症療法が基本です。
咳に対しては気管支を拡げる薬、痰を切りやすくする薬、炎症を抑えるステロイ
ドなどが使われたりします。
初期症状は風邪と同様のため、RSウイルス感染症か判断に迷ったときは、病院で
検査を行うことが大切です。
●予防
・家族全員に手洗いとうがいを励行する
・マスクを着用する
・子どもが触れるおもちゃ、手すりなどはこまめにアルコールや塩素系の消毒
剤などで消毒する
・RSウイルスの流行期(10頃から2月頃)には、人の出入りの多い場所や保育所
などの利用を避ける
・受動喫煙の環境を避ける(たばこの煙は気道を刺激するため、感染リスクを
高めたり、感染後の症状悪化の原因になります)
・室温を適度な温度(26~28度)、湿度(40%以上)に保ち、こまめに換気や
掃除をして清潔を保つ
RSウイルスに感染すると、喘息になりやすいという報告もありますので、予防を
しっかり行いましょう。
ブログ・目次
- 腰痛(6)
- 椎間板ヘルニア(4)
- 坐骨神経痛 梨状筋症候群(1)
- 腰部脊柱管狭窄症(3)
- 腰椎分離症(4)
- 変形性股関節症 臼蓋形成不全(1)
- 四十肩・五十肩(8)
- 石灰沈着性腱板炎(1)
- 肩こり 頚肩腕症候群 姿勢不良(1)
- 頚椎症性神経根症(1)
- 野球肩 野球肘(25)
- リトルリーガーズショルダー(1)
- 腱板損傷(2)
- 胸郭出口症候群(TOS) 野球(1)
- ベネット病変(骨棘)、投球障害肩(1)
- 変形性膝関節症(2)
- オスグッド(1)
- シンスプリント(1)
- 肘内障(1)
- 足底腱膜炎(足底筋膜炎)(1)
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)(2)
- ばね指(1)
- めまい メニエール病 良性発作性頭位めまい症(BPPV)(1)
- 橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)(1)
- ジョーンズ骨折(1)
- イズリン病(Iselin、第5中足骨粗面) (1)
- 顎関節脱臼(1)
- 栄養(2)
- 低酸素トレーニング(加圧トレーニング)(2)
- 超音波骨折療法(LIPUS)(2)
- 体外衝撃波(2)
- 立体動態波 ハイボルテージ(1)
- スーパーライザー(2)
- 投球フォーム指導(38)
- パーソナルトレーニング(3)
- コンディショニングスペース(2)
- 酸素カプセル(6)
- トレーナー活動(7)
- 日本超音波骨軟組織学会(JSBM)(25)
- 東海野球傷害研究会(5)
- 健康管理士(3)
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)(3)
- 特別施術(5)
- LPST(腰椎・骨盤安定化)プログラム(8)
- 学び(41)
- お役立ち情報(20)
- 野球(12)
- 大学院(6)
- 当院セミナー、勉強会、講師(9)
月別アーカイブ
受付・施術時間 (予約制)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - |
午後 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - |
午前9:00~12:00
午後4:00~8:00
(土曜、日曜午後は7:00まで)
祝祭日施術有り。
(大型連休を除く)
休院日
水曜・日曜
*急患の場合はこの限りではありません。お電話して下さい。
所在地
〒502-0909岐阜県岐阜市
白菊町5-10
駐車場あり
058-297-1779