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母校野球部応援
カテゴリ: 野球
7/13(日)、午前は、やっと来れました。母校、岐山高校硬式野球部の応援です。
今日はあまり暑くなくて良い感じ!と、たまたまあった岐山カラーの紫のTシャツまできて、意気揚々と出発です。
大野レインボースタジアムに向かう道中、やや雲行きが怪しくなってきました。
ちょっと雨ぱらつくかな?でも涼しくなってちょうど良いじゃん!
あ、降ってきた。
良い感じ!
あれ、だんだん強くなってきたぞ。
まさかね。
スタジアムに到着。
何じゃこりゃ、豪雨で車から降りれんじゃん!
まさかね。
中止でした。
また、これで今季来れるチャンス無くなったかも(涙)
日本超音波骨軟組織学会(JSBM)
カテゴリ: 日本超音波骨軟組織学会(JSBM)
この日曜日は、JSBM(日本超音波骨軟組織学会)に行って参りました。
野球肘外側部障害の離断性骨軟骨炎について発表して参りました。
他にもパネリスト、インストラクターなど仰せつかり、慌ただしい一日でした。
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プログラム
9:15〜 受付開始
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9:50〜 開会の辞・連絡事項 / 賛助会員 富田 孝次(茨城県)
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10:00〜 シンポジウムの部 / 座長:金田 晋(愛知県)/ テーマ:『上肢の外傷』
症例報告者:
『野球肘の評価と観察』 奥村 卓巳(愛知県)
『尺骨疲労骨折の発見に超音波評価が有用であった1症例』 小林 久文(長野県)
『野球肘外側部障害、離断性骨軟骨炎について」 山本 幸治(岐阜県)
パネリスト:奥村 卓巳、小林 久文、山本 幸治
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11:00〜 教育セミナー講義の部 / 初級編 講義デーマ ー「肘・手関節」ー
講師:小林 久文(長野県)
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12:00〜 休憩、昼食
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13:00〜 教育セミナー実技の部1 / 初級編 観察部位 ー「肘・手関節」ー
講師:小林 久文(長野県)
インストラクター:山田 直樹、金田 晋、奥村 卓巳、山本 幸治
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14:00〜 休憩
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14:15〜 教育セミナー実技の部2 / 初級編 観察部位 ー「肘・手関節」ー
講師:小林 久文(長野県)
インストラクター:実技の部1と同じ
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15:15〜 Q&Aコーナー
座長:山田 直樹(愛知県)
パネリスト:金田 晋(愛知県)、奥村 卓巳(愛知県)、小林 久文(三重県)、山本 幸治(岐阜県)
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15:45〜 アンケート記入
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15:50〜 閉会の辞 / 賛助会員 富田 孝次(茨城県)
投球動作解析実験
カテゴリ: 投球フォーム指導
先週の日曜日は、早稲田大学にて投球動作解析の実験に行ってきました。
身体に反射マーカーを取り付け、座標を設定した空間の中で、8台のカメラで撮影しパソコンに取り込み、専用のソフトで分析します。スティックピクチャーといって、身体の動きを棒のようなもので表現します。よくテレビなどでイチローのバッティングなどを分析しているのを見かけますので、ご存じの方も多いでしょう。
ウン千万円する3次元動作解析システムで、とても1個人でできるものではありません。
しかし、腹がつかえて足が上がっていないし、あらためてみるとひどいスタイルとフォームです(汗)
病診連携(膝靱帯損傷・半月板損傷)
カテゴリ: 学び
病診連携フォーラム鹿島に行ってきました。
膝靱帯損傷や半月板の損傷は、日常の施術においてよくみられる疾患です。
そして手術が必要となる状況も多くみられ、我々も適切に状態を判断し、適切なタイミングで専門医へ紹介する必要があります。
遅刻しての出席となりましたが、大変勉強になりました。
投球フォーム改善指導
カテゴリ: 投球フォーム指導
2回目指導後です。
今回は、前回の復習およびテイクバック動作、腕の振り、スローイングプレーン、リーディングアーム(グラブ側)動作など、上半身動作を習得していただきました。
初回、指導前と比較してみましょう。
許可を得た方のみ掲載しています。
投球フォーム改善指導
カテゴリ: 投球フォーム指導
下半身動作が効率的に使えておらず、いわゆる上半身が突っ込んだ投げ方になってしまっています。
軸足とステップ足のそれぞれの役割、体が突っ込むということ、開きがはやいということは、どのようなことなのか、説明させていただき、今回は下半身の動作(特に股関節)のみに絞って指導させていただきました。
結果、まだ突っ込み感、有りますが、より大きな重心の並進運動を、ヒップファーストによって形成され、自然とステップ幅も広がり、胸椎の伸展も増大し、力強くダイナミックな動きとなりました。
まだまだ改善点も多く、逆にこれからどんどんと良くなりそうで楽しみな選手です。
投球フォーム改善指導はこちらから
*許可を得た方のみ掲載しています。
食中毒
カテゴリ: お役立ち情報
健康管理士メールマガジン、健康コラムより転載。
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健康コラム 【梅雨の時期は要注意!食中毒の対処法】
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もうすぐ5月も終わり、いよいよ全国的に梅雨入り間近となっていますが、梅雨の
時期から夏にかけては食中毒に注意が必要な季節です。
食中毒は一年中発生していますが、蒸し暑くジメジメしたこの季節は、食中毒の
原因となる細菌の繁殖が活発になるため、食中毒が発生しやすくなるのです。
梅雨入り前に食中毒についてもう一度復習しておきましょう。
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食中毒の主な原因
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食中毒を引き起こす主な原因は、「細菌」と「ウイルス」です。
特に6月から8月に多く発生するのが、細菌が原因で起こる「細菌性食中毒」です。
食中毒を引き起こす細菌の多くは、室温(約20℃)で活発に増殖し始め、人間や
動物の体温くらいの温度で増殖のスピードが最も速くなります。
<食中毒菌発育の3要素>
栄養分
人にとって栄養となる食品は、細菌にとっても栄養源となります。調理器具類
に付いた食品や汚れも細菌の栄養となります。特に高タンパク質食品は、細菌
にとって最良の栄養源です。
水分
細菌は、食品中の水分を利用して増殖します。水分含量50%以下では発育しに
くく、20%以下では発育できません。
温度
ほとんどの細菌は、10~60℃で増殖し、35℃前後で最も発育します。
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知っておきたい食中毒菌
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腸管出血性大腸菌(O-157、O-111など)
牛や豚などの家畜の腸の中にいる病原大腸菌の1つで、O-157やO-111など
<原因>加熱不足の肉、菌が付いた生野菜を洗わずに食べる
<症状>食後12~60時間で、猛烈な腹痛、下痢、下血、おう吐、吐き気など
症状が激しく乳幼児や高齢者は重症化することもある
<予防>生肉など加熱が必要な食品は、中心部まで火が通るように十分加熱する
生野菜はよく洗ってから食べる
カンピロバクター
牛や豚、鶏、猫、犬などの腸の中にいる細菌
<原因>加熱不足の鶏肉、牛レバー
<症状>食後2~7日で、下痢、発熱、おう吐、腹痛、筋肉痛など
<予防>生肉など加熱が必要な食品は、中心部まで火が通るように十分加熱する
生肉を保存するときは、その汁が他の食品にかからないように容器に入
れてふたやラップをする
サルモネラ菌
牛や豚、鶏、猫、犬などの腸の中にいる細菌
<原因>加熱不足の卵、肉、魚
<症状>食後6~48時間後に腹痛、下痢、おう吐、発熱など
<予防>卵、肉、魚介類などの生鮮食品は、新鮮なものを購入して冷蔵庫に保管
熱に弱いため十分に加熱する
ペット(犬、猫、ミドリガメなど)にも付着しているので要注意
ウェルシュ菌
人や動物の大腸内常在菌で、下水、河川、海などの土壌に広く分布
<原因>カレー、シチュー、煮物など大量につくって加熱を繰り返す食品
<症状>食後8~20時間で、おなかの張り、腹痛、下痢
<予防>作り置きした料理は、十分に加熱してから食べる
残った食品を保存するときは、浅い容器に小分けしてすばやく確実に冷やす
黄色ブドウ球菌
自然界に広く分布し、人の皮膚やのど、傷口などに常在する細菌
<原因>おにぎり、弁当類、菓子類
一度毒素ができてしまうと加熱しても食中毒は防げない
<症状>食後1~6時間で、吐き気、おう吐、腹痛など
<予防>手に傷があるときは、調理しない
おにぎりを握るときは、ラップを使うようにする
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食中毒予防のポイント
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【食中毒の予防3原則】
・細菌を付けない
手指、調理器具などを清潔に保つ。熱湯や漂白剤で殺菌する。
・細菌を増やさない
早く調理し、早めに食べる。
食品の保存は冷蔵庫で。ただし冷蔵庫の過信は禁物。
・細菌を殺す
多くの菌は高温で死滅するため、調理のときは中心まで十分に過熱。
【食中毒予防をサポートする成分】
生で魚介を食べるお寿司には、わさびやショウガを、また寿司飯には酢が使われ
ていますが、これらに含まれている成分には殺菌作用があることが知られています。
伝統的な食べ物には、安全性を考えた食べ合わせが経験的に伝えられているのです。
食品中に含まれている食中毒防止に役立つ成分を利用しましょう。
アリシン
にんにくやタマネギなどに含まるアリシンという成分には、強い殺菌作用や抗菌作
用があります。アリシンは特有の刺激臭のもとになる成分です。
酢酸、クエン酸
梅干に含まれるクエン酸や酢に含まれる酢酸には抗菌作用があります。
カテキン、ポリフェノールなど
お茶に含まれる苦味成分のカテキンは、黄色ブドウ球菌や腸炎ビブリオ菌に対して
効果があるといわれています。
また、ココアに含まれるポリフェノールは、O157やピロリ菌の増殖を防ぐという報
告があります。
ショウガの辛味成分であるジンゲロンとショーガオールなどにも防腐力があります。
他にもクレソン、セージ、ペパーミントなどのハーブ、スパイス類にも有効な成分
が含まれています。
野球肘に対する手術的治療の実際
カテゴリ: 野球肩 野球肘
昨日の午後は、整形外科リハビリテーション学会主催、横浜南共済病院整形外科、山崎哲也医師の「野球肘に対する手術的治療の実際」の講演を拝聴してまいりました。
野球肘とは、野球をする人が肘が痛くなったら付けられる、症候群のような名称である。
病名ではないが、その病態によって内側部障害、外側部障害、後方部障害などに分類される。
基本的には、保存療法が主体と考えるが、中には手術療法に踏み切らないといけないものもある。
野球肘内側型などと呼ばれる内側部障害は、主に、MCL(内側側副靭帯)の損傷(子供の場合は骨・軟骨障害)であり、通常投球時のMCLへの外反ストレスは最大で34.6Nmかかる。屍体で行った実験では、MCLの破断強度は約32Nmであり、毎回、投球時にはMCLを損傷されるような力が働いているということとなる。
外反ストレスに対する一次制御因子であるMCLが損傷すれば、肘関節の動揺性が生じ、2次的な障害(外側部・後方部障害や変形性関節症など)を惹起させるいわれている。
MCL再建手術では、先日亡くなられた有名なJobe博士のTommy John法がある。
外反ストレスに対する徒手検査はMoving valgus stress testやLate cocking testが有用とのこと。
エコーでもGravity stress testで動揺性の評価ができる。Late cocking肢位での評価となり、2mm以上が異常とされる。
しかし、無症状のプロ野球投手30%にも2mm以上の緩みがあるようで、適応なのか、障害なのか議論されるところである。
山崎Drは、その痛みに対してEnthesopathy(靭帯付着部症)として、ヒアルロン注射を施行し好感触を得ているようだ。
手術適応となるのは、やはりOCD(離断性骨軟骨炎)が多く、手術法としてはドリリング・骨釘移植・モザイクプラスティーがあり、モザイクが一番良いが、それでも悪くなってしまう症例もあり、やはり検診による早期発見が一番である。
以上、今後の診療に役立てて行きたいと思います。
白石洋介先生勉強会
カテゴリ: 学び
本日、日曜日は東京にて超音波エコー指導者向け勉強会。
只今、新幹線車内から。
講師は、医学博士でありながら柔道整復師でもある白石洋介先生。
細胞の分子レベルのお話。
業界の発展のために、熱意のある講義。感謝である。
このレベルの話を理解でき、対等に話ができるようになりたいものだ。いや、ならなければならない。そして、そのために努力していきたいと思う。
学童スポーツで「勝つこと」ってそんなに大事なことなのだろうか?
カテゴリ: お役立ち情報
勝負は勝たなければ意味がない?
プロスポーツ選手やオリンピック選手からは、「勝たなければ意味がない」「負けたら意味がない」という言葉がよく発せられます。
特に今の競争化社会では、相手に打ち勝って競争を勝ち抜いていかなければ、生きてゆけない。
確かにそれを業とする場合であれば、そういうこともいえるかもしれません。
しかし、子どもの場合もそうなのでしょうか?
子どもは“勝ち”が大好きです。
勝った!負けた!という結果しか見えません。
ただのじゃんけんであっても、負ければ泣いて悔しがります。
もちろん、スポーツをする上では負けん気も大切な要素であるかもしれません。
しかし、勝った、負けたは他者との相対比較でしかありません。
能力主義と努力主義
能力主義的思考 : ・あの子が上手なのは元々能力が高いからだ! ・あの子は元々頭良いから!(他責)
努力主義的思考 : ・自分が上手くないのは、まだ努力が足りないからだ! ・やればできる!(自責)
相対比較は能力主義ともいえるのです。すなわち、それは他責傾向を生んでしまうのです。
あなたは、自分のお子さんにどちらの子になってもらいたいですか?
自分の周りで起こっていることは、全て自分が引き起こしているもの、ボクはそう考えたい。
外的価値観と内的価値観
外的価値とは他人からの評価を通して見える価値です。結果が得られないものは外的価値にはなり得ません(市橋)。外的価値=結果主義なのです。
一方で内的価値は、自らの内面に存在する価値観です。
外的価値は、言い換えれば、試合に勝たなければ価値が得られない。すなわち、勝つことで得る他者からの評価が自分の価値になってしまうのです。
「いくら勉強しても合格しなければ意味はない」のでしょうか?それでは、何のために勉強って行うのだろう?
結果主義と過程主義
例えば野球で会心の当たりを打ちました。しかし、たまたま相手がいい所に守っていました。結果はアウトです。
一方で、当たりそこないの打球、たまたま野手の間に落ちました。結果はヒット。
過程主義は内容主義とも言い換えられます。内容が良いのは明らかに前者です。
結果主義では内容が軽視されがちになります。
また外的価値観と内的価値観は「外発的動機づけ」と「内発的動機づけ」ともいわれます。
以下wikiよりの転載です。
「外発的動機づけ」
外発的動機づけとは義務、賞罰、強制などによってもたらされる動機づけである。内発的な動機づけに基づいた行動は行動そのものが目的であるが、外発的動機づけに基づいた行動は何らかの目的を達成するためのものである。たとえばテストで高得点を取るためにする勉強や、昇給を目指して仕事を頑張る場合などがそれにあたる。強制された外発的動機づけが最も自発性が低い典型的な外発的動機づけであるが、自己の価値観や人生目標と一致している場合は自律性が高まった外発的動機づけと考えられる。外発的動機づけは内発的動機づけと両立しうるものであり、また自律性の高い外発的動機づけは内発的動機づけとほぼ同様の行動が 見られる。
「内発的動機づけ」
内発的動機づけとは好奇心や関心によってもたらされる動機づけであり、賞罰に依存しない行動であ る。これは特に子供は知的好奇心が極めて高いために幼児期によく見られる動機づけである。たとえばある子供がTVゲームに熱中しているとき、その子供は賞罰による動機付けによってではなく、ただ単にゲームが楽しいからという内発的な動機によりそれに熱中するのである。くわえて知的好奇心だけでなく、自分で課題を設定してそれを達成しようとするような状況においては自分が中心となって自発的に思考し、問題を解決するという自律性、また解決によってもたらされ る有能感が得られ、動機づけとなり得る。一般的に内発的動機づけに基づいた行動、例えば学習は極めて効率的な学習を行い、しかも継続的に行うことができる。これを育てるためには挑戦的、選択的な状況を想定して問題解決をさせることが内発的動機づけを発展させるものと考えられる。内発的動機には感性動機、 好奇動機、操作動機、認知動機などがある。
(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8B%95%E6%A9%9F%E3%81%A5%E3%81%91)
要約すると、内発的動機づけは、その行為そのものを好きでやっていることであり、外発的動機づけとは、その行為そのものが好きというよりも報酬のためにやっているということであります。そして、一般的に外発的動機づけは、あまり良くないものとしてとらえられています(全てがそうではないようですが)。その理由をコーンやデシは以下のように述べています。
・報酬は罰になる
・報酬は人間関系を破壊する
・報酬は理由を無視する
・報酬は冒険に水を差す
・報酬は興味を損なう
・報酬は使い出したら簡単にやめられない
・報酬はそれを得るための手抜きを選ばせる
(http://cs-d.awg.co.jp/csd/common/artcl/artcl_grp?artcl_grp_code=0201051#a_article_11)
上記の詳細は省かせていただきますが、有名な逸話として「子どもたちの悪戯をやめさせた老人の話」があります。
余生を静かに暮らしたいと思っていた老人のもとに、あるとき子どもたちがやってくるようになりました。
子どもたちは学校帰りに来るたびに、老人に悪態をついたり、悪戯をしたり、来るなといってもやってきます。
あるとき老人は、子どもたちに遊びに来てくれたら1ドルをあげるといいました。当然、子どもたちは喜んでやってきました。次に老人は、明日も着てくれたら 25セントあげるよといいました。子どもたちはそれでもいいやと思い、次の日もやってきました。そして老人はもうお金がなくなってしまったから明日は1セ ントねといいました。そうすると子どもたちは「何だよ、1セントかよ!」といい、二度と来なくなりました。
これは、子どもたちの老人をからかって いると面白いという内発的なモチベーションを、外的な報酬が阻害させたわけです。最初は老人をからかうという行為が楽しくてやっていたのが、お金(報酬) をもらうことによって、「お金をもらうためにやる」という認知に変わってしまったのです。これはアンダーマイニング現象といわれます。
このように考えると、結果主義と外的価値観(外発的動機づけ)、能力主義には密接な関係が見て取れます。
対極的に過程主義と内的価値観(内発的動機づけ)、努力主義の関係性も親和性が高いといえるでしょう。
そして、前者の結果主義・外的価値観(外発的動機づけ)・能力主義が良くないとされるのは弊害があるからなのです。
先ほどのアンダーマイニング現象もしかり、場合によっては勝ちたいがために子どもに無理をさせてしまう場合もあります。子どもの体は大人のものとは別物です。結果主義「勝つことが大切だ」に主眼が置かれると、優勝する以外に必ず「負け」は来る訳で、負けたときに喪失感・無力感が生じるわけです。いわゆるバーンアウトです。結果主義には勝ち続けなければ成り立たないというパラドックスがあるのです。勝つことが大切なのではなく、勝つために努力したことが大切なのです。ましてや負けが続いてくると「努力しても無駄だ」という思考回路にはまり、練習も身が入らなくなるわけです。それが、君たちは1.負け癖がついている、2.負けに甘んじている、3.負けても何とも思っていない、練習をいい加減にやっているからそうなる(負ける)のだ、それって良くないでしょ、やっぱり勝たないと!ということになってしまうのです。しかしそれはちょっと違うのではないでしょうか。練習をいい加減にやっているからそうなるのではなく、勝ち負けという結果に基準があるから子どもがそうなってしまっているのです。練習に身が入らなくなってしまうのです。焦点が「勝ち負け」にあるからなのです。自分でコントロールできない他者との比較を焦点にするのではなく、昨日の自分より、今日の自分がいかに成長したかに焦点を合わせてほしいのです。
心理学者のバンデューラは、人がある行動を起こそうとするとき、その行動を自分がどの程度うまく行えそうか、という予測の程度によって、その後の行動の生起は左右される。つまり「自分にはここまでできる」という思いが行動を引き起こすのであり、その思いのことを“自己効力感(Self-sfficacy)”と呼んだ。
つまり、ある課題を与えられたとき、自己効力感の高い人は「よし、やってみよう」と思うことができ、その後の行動につながる。一方、自己効力感の低い人は「その課題は自分にはできないかもしれない」と尻込みする傾向があり、その後の行動にはつながらないこととなる。(http://health.goo.ne.jp/mental/yougo/018.html)
練習に身が入らなくなったのは結果主義の弊害による、「どうせ負けちゃうし~」といった自己効力感の低下なのです。
野球でいえば、エラーをしたという結果ばかりに焦点がくると、自己効力感が下がり、次にゴロが飛んできたときに、尻込みをしてしまうのです。
「よっしゃ、オレのとこにきた!」と思う子と、「げっ、きた!」と思ってしまう子、どちらが再びエラーをしてしまうでしょうか?
一瞬ひるむ事によって、筋肉はこわばり、関節の滑らかな動きは阻害されます。練習でできていたことができなくなり、失敗が失敗を呼ぶ悪循環となります。
自己効力感を高めるには、成功体験・達成体験の積み重ねが必要です。スモールステップによる「できた」「できた」「できた」の繰り返しが自信につながるのです。
「勝利」「勝つ」ことも成功体験といえるかもしれません。しかし勝ち続けることは、ほぼ不可能なことです。そして「勝ち」という結果を見てしまうことは、先ほど出てきたアンダーマイニング現象に代表されるいくつかの弊害があるのです。
勝たないほうが良いといっているのではありません。
「 勝ちたい勝ちたい」が勝ちから見放されるのです。
「エラーをするな!」がエラーを呼ぶのです。
「フォアボールを出すな!」がフォアボールを呼ぶのです。
「ボール球を振るな!」がボール球に手を出してしまうのです。
結果主義・外的価値観(外発的動機づけ)・能力主義が悪循環を生み出しているのです。
過程主義・内的価値観(内発的動機づけ)・努力主義が強いチームを作るのです。
子どもの思考をそのように持っていけると良いのではないでしょうか?
子どもと一緒に白球を追いかけ、勝った!負けた!と一喜一憂する。終わった後、皆で酒を酌み交わし、どうだった、こうだった。家に帰り、泣き笑い。指導者として、親としてこれほどの贅沢、素晴らしいこと、他にありましょうか?スポーツって本当に素敵なものです。ただ、ここで勝ちが大好きな子どもを、大人、指導者としてちょっと俯瞰して見てみませんか。結果にこだわらず、努力したことを褒めてやってください。一段階段を上がったことを褒めてやってください。過程を大事にしてください。勝つことは目標であって目的ではありません。
甲子園出場が全てではありません。甲子園出場目指して努力したことが大切なのです。
最後に
「僕はいつも一生懸命プレーしていますが、今日は良い結果が出なかった。でも、だからといって後悔もしていないし、恥ずかしいとも思っていません。なぜなら、できる限りの努力をしたからです。(by イチロー)
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(目次)
- 腰痛
- 椎間板ヘルニア
- 坐骨神経痛 梨状筋症候群
- 腰椎分離症
- 腰部脊柱管狭窄症
- 変形性股関節症 臼蓋形成不全
- 四十肩・五十肩
- 石灰沈着性腱板炎
- 肩こり 頚肩腕症候群 姿勢不良
- 頚椎症性神経根症
- 野球肩 野球肘
- リトルリーガーズショルダー
- 腱板損傷
- 胸郭出口症候群(TOS) 野球
- ベネット病変(骨棘)、投球障害肩
- 変形性膝関節症
- オスグッド
- シンスプリント
- 肘内障
- 足底腱膜炎(足底筋膜炎)
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
- ばね指
- めまい メニエール病 良性発作性頭位めまい症(BPPV)
- 橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)
- ジョーンズ骨折
- イズリン病(Iselin、第5中足骨粗面)
- 顎関節脱臼
- 栄養
- 低酸素トレーニング(加圧トレーニング)
- 超音波骨折療法(LIPUS)
- 体外衝撃波
- 立体動態波 ハイボルテージ
- スーパーライザー
- 投球フォーム指導
- パーソナルトレーニング
- コンディショニングスペース
- 酸素カプセル
- トレーナー活動
- 日本超音波骨軟組織学会(JSBM)
- 東海野球傷害研究会
- 健康管理士
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
- 特別施術
- LPST(腰椎・骨盤安定化)プログラム
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受付・施術時間 (予約制)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - |
午後 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - |
午前9:00~12:00
午後4:00~8:00
(土曜、日曜午後は7:00まで)
祝祭日施術有り。
(大型連休を除く)
休院日
水曜・日曜
*急患の場合はこの限りではありません。お電話して下さい。
所在地
〒502-0909岐阜県岐阜市
白菊町5-10
駐車場あり
058-297-1779