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TRXスポーツ医学サスペンショントレーニング
カテゴリ: 学び
昨日は名古屋のBC-PROJECTで行われた、TRXサスペンショントレーニングのスポーツ医学コース(SMSTC)を受講してきました。
傷害を負った患者さまにも、安全に効果的にサスペンションを使ったリハビリテーションを行うためのものです。高齢者の方であってもサスペンションを使って安全にリハビリ、運動療法、トレーニングができます。
前回のSTCと違い、今回の(SMSTC)は激しさよりも頭を使うコースデザインとなっており、身体よりも脳が疲労しました(笑)
今後の治療、リハビリ、運動療法に活用し、患者さまに還元していきたいと思います。
最新超音波観察装置(エコー)
カテゴリ: その他
最新の超音波観察装置に機種を変更して2ヶ月になりました。
1年程前、学会にてこの機種を見たとき、あまりの解像度、分解能の違いにカルチャーショックを受けました。
また、最近では運動器でのカラードプラー(血流)評価の有用性が示されてきており、カラードプラーはこれから必須と考えられました。そして、ポータブルであることも外に持ち出したいものにとってはとても魅力的です。
しかし、個人院で持つにはあまりにも高嶺の花。1年間悩んだ末、患者さまの状態をより正確に判断、把握することが我々の努めと、導入に踏み切りました。
これで、12年間乗っている我が家の車は、20年を目指して乗ることとなりました(汗)。嫁さんは呆れ、もはや諦めているようです(苦笑)。
骨はもとより、筋・腱・神経など軟部組織の走行線維、配列、動きなどもとても細かく描出され、より詳細な評価や判断ができるようになりました。あとは使いこなす腕だけですね(汗)。
患者さまの状態の、より正確な判断や評価に大いに役立てていきたいと思います。
肩セミナー
カテゴリ: 学び
5/19はアドバンスリハ主催の肩関節に関するセミナーに出席してきました。
肩のリハビリテーション分野に関しては大御所といわれるお二人の講演でした。
写真で見るとガラガラで空席が目立つように感じるが、始まるころには非常に大勢の聴衆となり、お二人の人気の高さを窺い知ることができた。
午前の部は信原病院リハビリテーション科の立花孝先生。特に解剖学的側面からの「肩関節周囲炎の理学療法」-拘縮の治療と解剖頚軸回旋-でした。
肩関節周囲炎、一般的には四十肩・五十肩と呼ばれる類のものであるが、一概に五十肩といってもその病期により治療は異なってくる。しかし巷では五十肩だから固まってくるから動かさなくてはいけないとか、はたまた、ほかっておくしか仕方ないとか、誤った情報が錯綜もしていると感じるとのこと。実際には、まだまだ分かっていないことが多い分野でもあるが、やらなくてもよいことをやりすぎたり、誤った対処をして余計にこじらせていることが多いようにも見えるとのことでした。
ガイドラインにみられるように、肩関節周囲炎の関節鏡・病理・画像所見は以下の通りである。
・関節滑膜の炎症と肥厚
・関節包・腱板疎部・烏口上腕靭帯が線維化して肥厚
・関節包の容量が少ない
・肩甲下滑液包の閉塞
・関節内癒着は観察されない
・肩峰下滑液包の血流が増加している
治療としては、基本的には運動療法と他の治療との併用となり、早期の炎症終息と、痛み閾値を超えない程度のストレッチなど、運動強度の選択の重要性をあげられていた。
補助的治療としては超音波照射が勧められる。が、どの病期に何を狙って照射するかが大切である(深達度など)。
保存療法で効果が見られない場合には、ハイドロセラピーや手術などが検討され、理学療法を併用することで大きな効果を示すが、長期的には外科的に対応した群とそうでない群には大差がないとのことでもある。
五十肩は関節が固まってくることから凍結肩とも呼ばれるが、その成因の一つに滑動機構の障害があげられる。
肩甲下滑液包の閉塞や肩峰下滑液包の障害などがあげられる。また上腕二頭筋長頭腱の滑動機構など腱板疎部の障害もある。中でも内外旋方向の最後の砦である烏口上腕靭帯が固くなっていることが多い。
これらにより制限された可動域を運動させるには、触診と運動制限の特徴から制限因子を探り判断する必要がある。そして実際の可動域運動は解剖頚軸回旋運動を提唱されていた。
解剖頚軸回旋運動の利点は大結節が烏口肩峰アーチをくぐることなく関節包や腱板筋を最大限にストレッチできるほど動かせるというところにあるという。
凍結肩は我々も日常非常に多くみる病態であり、難渋をきたす例も少なくない。解剖頚軸回旋運動、活用していきたいと思う。
その後、立花先生の第2部では、ゆるい肩、いわゆるルーズショルダーについての講演も行われた。
午後は、元横浜ベイスターズトレーナー山口光國先生による「スポーツ障害に対するセラピー」~力学を踏まえた負担軽減のポイントを考える~でした。
特に肩関節に視点をおいた投球障害に対してのお話となりました。
行動力学の観点からの考察と、全ての問題は、技術の問題・からだの問題・心の問題・環境の問題といった各因子間の相互関係からうまれ、病態を治すのではなく、愁訴を治す必要があるのだということを強調されていたのが印象的でした。
野球選手の肩の障害は腱板損傷、関節唇損傷など多岐にわたるが、病態そのものが治っても投げる時に痛くて投げれなければ意味はなく、病態が完全に治っていなくても問題なく投げれるようになることが一番である。そして肩の場合はそのようなことが非常に多い。腱板が壊れていてもなぜ壊れたのかその原因を探り、それを解消すれば腱板が損傷したままでも投げれることは多い。逆にいうと、それを解消せずに腱板を外科的に修復しても、投げれないことが多いということである。
山口先生の講習は内容もさることながら、闊達、明解な口調で、「こころ」「内面」の大切さを強調され、人を惹きつける魅力を感じ、そのことがとても印象的でした。また、冒頭いきなり「立花先生の話、全く面白くなかったでしょう(笑)」と始めるなど、二人の信頼関係の深さをも窺い知ることができました。
ここからは私見であるが、昨今はEBM(evidence based medicine)が唱えられ、エビデンス(根拠)を持った治療は当然と思われるが、EBMに偏り過ぎてしまうと、「冷たい医療」となりかねなく感じる時もある。
EBMに対してNBM(narative based medicine)がある。以前は、経験則に基づく医療として、EBMに対して批判的に扱われていたが、最近では“経験則による医療”というよりも、“個々人にあった医療の提供”という解釈で、また見直されてきている気がする。それを忘れてはいけないと思った。
EBM+NBM、あらためてこれが大事だと切に感じた一日でした。
エコー勉強会
カテゴリ: 当院セミナー、勉強会、講師
一昨日の夜、当院にて「エコー勉強会」を開催いたしました。
参加いただきました先生方ありがとうございました。
http://www.facebook.com/kouji.yamamoto.gifu
今後、月1回のペースで行っていく予定です。
次回は5/28(火)、21:00~23:00です。
よろしくお願いいたします。
鈴木岳ATCのファンクショナルトレーニング
カテゴリ: 学び
名古屋BC-project 主催、鈴木岳氏のセミナーに行ってまいりました。
鈴木岳氏は、ロンドンオリンピックに本部トレーナーとして帯同するなど、アスレティックトレーナーとして日本では第一人者といえる方です。
ファンクショナルトレーニングとは、何か特殊な器具、用具を使って行うような〇〇式トレーニングといった一つのカテゴリーに分けられるものではなく、メディカルリハビリテーションやアスレティックリハビリテーションの際にも、原理・原則となる理論であるといえます。
ファンクショナルトレーニングは5大原則に則って行われます。
1. Use of Gravity (重力の利用)
2. Integrate & Dissociate (共同と分離)
3. Kinetic Chain (キネティックチェーン)
4. 3Dimension Movement Pattern (3面運動)
5. Loading & Unloading (力の吸収と力の発揮)
ファンクショナルトレーニングはよく体幹トレーニングと混同されがちですが、ファンクショナルトレーニング=体幹トレーニングということはいえますが、体幹トレーニング=ファンクショナルトレーニングではありません。当院が行うロ-カル筋を鍛えるLPSTプログラムもまた意味合いが違ってきます。どれも似たような動作、動きをするのですが、どれが正しい、正しくないということでなく、その目的によって違うということです。
この5大原則に則って行われたトレーニングがファンクショナルトレーニングであり、例えばフロントブリッジと呼ばれるようなプランクであっても、この5大原則を考えながら行えばファンクショナルなトレーニングとなりうるし、そうでなければファンクショナルトレーニングとはなり得ないということです。それは、トレーニングにどのようなアイテムを使おうとも同じ事です。
大変に分かりやすい充実したセミナーで、さすが鈴木岳氏、とても価値ある一日となりました。
今後の施術、運動療法、投球フォーム指導等に活かしていきたいと思います。
ヤマモト整骨院のワールドカフェ、エコー勉強会
カテゴリ: 当院セミナー、勉強会、講師
毎月第4火曜日夜、エコー勉強会を開催することになりました。
勉強会といってもリラックスしたムードで書籍および文献を片手に画像の分析や走査テクニックの向上を図ったりするワールドカフェ的な集まりを目指しています。
参加費は無料。最初に年に一度だけ消耗品代として2,000円だけ頂戴いたします。
エコーに興味のある先生方、事前連絡(facebook or メール)の上、お気軽に参加下さいませ。
投球フォーム改善指導
カテゴリ: 投球フォーム指導
彼も今度中学に上がります。
後方からのViewです。
(許可をいただいた方のみ掲載しています。)
(指導前)
(1時間指導後)
ステップ足着地時の膝の割れは、まだ若干残るものの改善し、しっかりと体を乗せることができるようになりました。
しかし、軸足の膝の前方への曲りがまだまだ大きく、骨盤が後傾し右股関節が伸展してしまいます。
特にそこのところを改善したいところです。
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(目次)
- 腰痛
- 椎間板ヘルニア
- 坐骨神経痛 梨状筋症候群
- 腰椎分離症
- 腰部脊柱管狭窄症
- 変形性股関節症 臼蓋形成不全
- 四十肩・五十肩
- 石灰沈着性腱板炎
- 肩こり 頚肩腕症候群 姿勢不良
- 頚椎症性神経根症
- 野球肩 野球肘
- リトルリーガーズショルダー
- 腱板損傷
- 胸郭出口症候群(TOS) 野球
- ベネット病変(骨棘)、投球障害肩
- 変形性膝関節症
- オスグッド
- シンスプリント
- 肘内障
- 足底腱膜炎(足底筋膜炎)
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
- ばね指
- めまい メニエール病 良性発作性頭位めまい症(BPPV)
- 橈骨遠位端骨折(コーレス骨折)
- ジョーンズ骨折
- イズリン病(Iselin、第5中足骨粗面)
- 顎関節脱臼
- 栄養
- 低酸素トレーニング(加圧トレーニング)
- 超音波骨折療法(LIPUS)
- 体外衝撃波
- 立体動態波 ハイボルテージ
- スーパーライザー
- 投球フォーム指導
- パーソナルトレーニング
- コンディショニングスペース
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- 日本超音波骨軟組織学会(JSBM)
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受付・施術時間 (予約制)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - |
午後 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - |
午前9:00~12:00
午後4:00~8:00
(土曜、日曜午後は7:00まで)
祝祭日施術有り。
(大型連休を除く)
休院日
水曜・日曜
*急患の場合はこの限りではありません。お電話して下さい。
所在地
〒502-0909岐阜県岐阜市
白菊町5-10
駐車場あり
058-297-1779